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「生成AI×著作権」(vol.7)

ChatGPTをはじめとした生成AIが私たちの生活に登場してから早2年以上が過ぎました。前回の『クリエイターのための無料法律相談所』では、「生成AI×著作権」をテーマに、主に<ユーザー側>の視点でお届けしましたが、今回は、AIにまつわるこの1年の状況を振り返りつつ、<クリエイター>側の視点にフォーカスを当てた内容でお届けいたします。

文化庁が「AIと著作権に関する考え方について」を取りまとめてから、およそ1年が経ち、法律家の中でもこの考え方が基本として定着しつつある、と岡本さんは話します。番組の中では、クリエイター向けに改めてこの指針のポイントをご紹介いただいています。

中盤では、AIを使ってCMやポスターのモデルを生成する「AIモデルの問題」から、声優さんの声にまつわる『人声権』などの「AIにおける声の問題」まで、実際に現在起こっているケースをお話しいただきました。

新しい技術を正しく活用していくための最適解は、きっとすぐには見つかりません。技術のノウハウだけでなく、それについての「考え方」も少しずつ学んでいきたいところです。どうぞ最後までお楽しみください。

※昨年刊行された岡本先生の著書『著作・創作にかかわる法律 これでおさえる勘どころ』(法研)は、創作に関わる人すべてに役立つ、著作権などの権利、法律についてまとめた一冊です。ご興味ある方は、ぜひお手にとってみてください。

「生成AI×著作権」

<本コンテンツの趣旨>

映画、音楽、演劇、ファッション、デザイン、写真など、昔からさまざまな表現分野がありますが、インターネットやSNS、動画配信などアウトプットするメディアがさまざまに多様化している現代社会では、クリエイターが表現し続けていくために、自身で知っておかなければならないことは増える一方です。もちろん、法律もそのひとつ。

そこでこの企画では、著作権や肖像権など、知っているようでよく分からないクリエイティブ業界に関連する法律の知識を、専門の弁護士の方から学んでいきます。

ご相談に乗っていただくのは、表参道にある『骨董通り法律事務所』の岡本健太郎先生です。この事務所は、「For the Arts」を旗印にアートおよびエンタテインメント業界の契約交渉や、著作権などの知的財産権に関するアドバイスを中心的な業務としている、クリエイティブ業界御用達の法律事務所です。岡本先生と一緒に、各法律についての知識や、それぞれの表現分野ごとに知っておくべき事例などについてお話を伺っていく予定です。

骨董通り法律事務所

https://www.kottolaw.com