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「留学生活(アメリカ・カナダ・イギリス)」篇(Season2)

今回は、『大学生の“ふつうってなに?”−現役早稲田生によるコモンセンス調査隊−』シーズン2の「特別篇」として、第2期メンバーたちの「留学生活」についてお届けしたいと思います。

国際教養学部に所属する彼女たちは、大学2年生の夏から約1年間、留学します。今年帰国して、まだ記憶が薄れないタイミングに、それぞれの留学先で感じたこと、体験したことを収録した特別な回となっています。

初めての1人暮らし。そして、友達がいない0からのスタートだったという3人。イギリス・アメリカ・カナダと偶然にも英語圏が留学先となった彼女たちに、「各国でのコミュニケーション方法の違い」「学生たちの大学への向き合い方」「AIに対する大学側のスタンス」などを聞いたところ、いろいろなテーマにわたって語り合ってくれました。

また、「一番面白かった授業は?」という質問では、「ワイン」「映画」「フィールドワーク」といったキーワードで海外での学びについても、実に学生らしくイキイキと語ってくれています。

海を越え、異国で暮らす挑戦をしてきた3人はどんな留学生活を送ってきたのか。

どうぞ、最後までお楽しみください。

本編には盛り込めませんでしたが、留学生活を漢字一文字で表すと?という質問をしました。

「学」(えなさん@アメリカ)

良い思い出も悪い思い出も全部含めて学びになったからです。イメージだけではなく、実際にアメリカ人と住んだり話したりすることで、外から見たアメリカと内から見たアメリカのギャップを学べて、「まさに百聞一見にしかず」と思いました。

「穏」(ちひろさん@カナダ)

留学期間中、心穏やかに毎日を過ごすことができたからです。東京のような都会と違って、緑や自然が豊かで空気も綺麗だったため、心に余裕が生まれ、今まで以上に晴れやかで穏やかな気持ちで生活できました。

「縁」(まゆさん@イギリス)

周りに日本人や留学生がほぼいない環境で心細く感じていたときに、教会や地域の縫い物教室などでのふとした出会いを大事にすることが、今でも続く友情につながるのだと痛感したからです。



<本コンテンツの趣旨>

この企画は、アソボット代表の伊藤が教鞭をとっている早稲田大学国際教養学部の授業『Self Literacy』を履修した3名の生徒たちと一緒に、リアルな声を調査してお届けしていきます。

3期生は、収録のテーマを「私たちの世代が将来のために今考えたいテーマ」と決めました。毎回ひとつテーマを選び、彼らの世代が考えている「未来」を調査しています。

テーマは、たとえば「ジェンダー・セクシャリティ」「紛争・戦争」「外交」「経済」「食・健康」「教育」「自然環境」「ネットリテラシー」「テクノロジー」など、今の社会を構成する要素を深掘りしていきます。

コンセプトは「大学生が大学生に聞く」。

私たちは、さまざまな調査やメディアの情報を見ながら、つい「この世代はこういう人たち」というラベリングをしてしまいがちです。おそらくその代表的なものが若者世代で、「最近の若者は…」とは時代を超えて使われる常套句になっています。

世の中の多くの”調査”とは、「当事者ではない誰か」がリサーチして分析したものです。でも、問いかけという行為は”ある種のコミュニケーション”でもあるはずで、であれば「誰に問われたか」によって質問への回答もまた変わる可能性があるのではないかと考えます。

だからこそ、「大学生が大学生に聞く」。決して論文発表のような正確さはありませんが、ひとつのリアルな実態としてぜひお楽しみください。